1月理事長メッセージ

 新年あけましておめでとうございます。新しい年、2018年の幕開けです。
新しい年を語る前に、今となっては過去となった2017年はどんな年だったでしょうか。
小さいお子様をお持ちの皆様にとっては、きっと悩まされたことも多かったと思います。しかし裏を返せば、お子様を持つことの喜び、幸せ、を享受できたのではないでしょうか。皆様の世代は人生の一番良い時期であり、何事にも誰からも期待され、頼りにされるときです。人は何事にもネガティブでなく、ポジティブに受け取ろうとよく言われます。「できない」と言う前に「どうしたらできるか」を考えよう。駄目だと思う前に、まずやってみよう。成る程人は立ち止まり、考え、後ろに引き下がることもあるが、過去を引きずらず、前を向いて積極的に果敢に挑戦することの方が大事だと説く人が多い。この時期はある意味、怖いもの知らずだが、すぐに過ぎ去ってしまう大事な年代です。私のその時代は40年から50年前、一生涯同じ会社で働くことは常識であった。もっともその常識はその当時でさえ、海外に駐在すると、そうでないことが分かったが。もし何らかの原因で転職するならば、30歳までが限界であると言われた。そして30歳でその人がどの程度まで会社で出世するかもわかると言われた。しかし今や非連続性の時代、昔の常識は今の常識でなくなってきた。話は横道にそれたが、人はいつも夢見ていた。1970年の大阪万博でタイムカプセルが埋められた。1インチの手のひらサイズのテレビもその中にあった。未来の技術に対する挑戦であった。当時の画面はブラウン管で、奥行きがかなりあった。50年前に南米の片隅でイタリア系の社長は壁掛けテレビを夢見ていた。日本への電話も何時間も待たされる時代であった。それが衛星の中継によって大きな進歩を遂げた。リアルタイムであった。アポロが月面に着陸し、人類が月に小さな一歩を刻んだ。オリンピックを合言葉に、高速道路や1000日で作られた名阪自動車道、3時間に縮まった新幹線、華々しい技術の進歩が遂げられた。日本人は鼻高々であった。自分たちが一番、Made in Japan の勢いは止まらなかった。GNPもアメリカに次いで2番目、国連分担金も2番目、日本人は誇らしげであった。しかし世界は日本人が思うほど日本をそんなに高く評価したわけでなかった。欧米には先進国としての歴史があった。極端な話、オリンピックも貴族の集まりと言ってもいいかもしれない。他のスポーツも同じ。世界には日本人がびっくりするような事もまだまだ沢山あるし、謙虚に教えを乞うことも多い。しかし日本人は器用にそれらの事を自分の物として同化してきた。日本の国技と言わないまでも、人が熱中できるものに育てていった。そしてオリンピックでも、その他の国際競技でも、皮肉なことに普段は日の丸や政権与党に反対している人でさえ、その旗の下、日本人という共通認識で大きな声援を送っている。2017年まで夢であったものが2018年になってどんなことが叶えられるだろうか。目に見える形での急激な技術的進歩はないだろう。しかしながら基礎研究から始まった技術の進歩は徐々に花を開かせるだろう。最初にどの国で花が開くかわからない。ゴルフ場で知り合った自動車用電池のセパレーター(絶縁体)を製造している人が孫に英語ではなく中国語をマスターするように説得していると述べた。その中国がパイオニア的な役割を背負うのか、従前のように欧米諸国なのか。興味深い。技術的な夢は別として、夢には大小がない。人は夢が無くては熱意も意欲も生まれない。奴隷のような生活を続けている人は未来に絶望するし、今は苦しくても明るい展望のある人には希望がある。子育ては苦労や戸惑いの連続かもしれないが、子どもの未来を考えれば、今の苦悩は和らいでくる。人生は短い。人生は長い。どちらも正解だろう。それは何万年も前から続いてきた人間の普遍の営み、その中で、例え小さくとも、限りのある人生、いい夢を見て送ってみたい。新年早々こんな他愛もないことを考えている。
今年も皆様の上に幸福と健康の天使が舞い降りますように心より願っています。本年も昨年同様よろしくお願い申し上げます。

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