10月理事長メッセージ

岸信介首相の時であった。1960年、三国丘高校1年生か2年生の頃であった。政治的活動も主義主張も何もなかった。最も日和見的な真面目な高校生であったと思う。日米安保条約改定の時期であった。国民には反米の気分も多くあったのだろう。自民党の強行採決に当時の社会党はあらゆる手段を使って抵抗を試みた。本音と建て前は違っていたように思えたが。学者や知識人といわれる人も数多くその中にいた。大学の一部の学生たちで構成する全学連(共産党や社会党系の全日本学生自治会総連合)を中心に国会を二重、三重にデモ隊が取り囲んだ。東京の下町あたりでも学生たちが道路をふさいで暴れまわった。全国的には数百万人が安保反対デモに参加した。大阪の拠点は扇町公園であった。私も参加ではないが、心情的に共鳴して、どのようなものか見に行った。安保条約の中身は全然わからなかった。ただ又戦争が起こる、アメリカ追従になるという漠然とした思いが頭にあった。若者が一時的によく陥る左翼的考えであったのかもわからない。参加した人はどれ程安保条約を理解していたのだろうか。そしてそんなに沢山の人を動かしたのは何だったのだろうか。当時、まだまだ人々には衣食住が充実されておらず、ハングリー的な気持ちがそうさせたのだろうか。そうだとしたら、なぜ大企業や高級官僚、いわゆる日本的エスタブリシュメントの息子や娘が数多くその闘争の中に身を投じたのだろうか。この後10年余りにわたって続く学生運動の端緒であった。しかし大学選びになると、あそこの大学はマル経(マルクス経済学)が幅を利かせているから、就職は難しいとか、左懸かった授業をしているとか言って入試対象から外された。高校生は現実的選択をした。実際そのような教授のいる所は大学の封鎖も長く、大学に行っても中に入れないことも多かった。私も大学に行っても校門が学生によって閉ざされているために、中に入れないことも多かったし、逆に強行突破をしたこともあった。そんな50年前と比較すると、今回のデモは参加人数も十分の一以下で、マスコミ(そのトップは全学連世代だろうか)が騒いでいるだけかもしれないし、実際法律の中身をよく知って活動しているかどうか疑わしい、丁度50年以上前に私がそうであったように。当時も戦争法案だと言われ、今すぐ戦争になるみたいなことを主張されたが、50年以上もたった今でもその兆しはない。私も年を取ったから後はどうなってもよいとは決して思っていない。人が人を殺めて英雄になることはこれからの人にも決してして欲しくないし、命ある限り、平和なうちに、心豊かにその生涯を全うしてもらいたい。欧州では今民族の大移動が起こりつつある。昔、アメリカ、特にニューヨークは人種のルツボだと言われたが、現在のヨーロッパ、特にイギリスやフランスに行ってもその感を強くする。最もヨーロッパ人が日本人と中国人や韓国人との違いが判らないように、私たち日本人にとって、誰が生粋のイギリス人で誰が中東やその他の諸国から来た人と見分けられないが。私たちはこれからも純潔を守っていくのか、それとも移民を奨励していくのか(昔日本人が棄民としてアメリカや中南米に渡った時と隔世の感がある)私たちが結論を出さねばならない宿題は多い。しかし私たちは誇りをもって先祖代々住み続けてきたこの国、日本を守っていかねばならないと言ったら、グローバリゼーションを唱える人に怒られるのだろうか。季節は10月、全てにおいて一年で一番いい時機になりました。私にとっても命が萌える4月よりもすべてを語り尽して散るのを待っているこの紅葉の季節が大好きです。今、子供たちは運動会の練習で精いっぱいです。小学生になってからでは遅すぎです。幼稚園の運動会が一番保護者の記憶に鮮明に残る運動会です。久しぶりにご家族そろって心からの喜びと至福の時を味わっていただきたいと思います。今月も皆様に満足していただける保育を目指し努力してまいります。いつも以上のご支援、お力添えをよろしくお願いいたします。

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