民主主義 ? それとも 独裁主義 ?
2016.10.01
季節がいつの間にか流れ、秋たけなわ、3月から数えて8番目を表すOctober,10月を迎えた。「光陰矢のごとし」ではないにしても、絶え間ない時の刻みが私たちを何処かに急がせているような気がする。学びの季節、食の季節、一番素敵な季節にしては今年は特に天気がすっきりしない。秋晴れを経験したのは何日あるだろうか。そしてこれからもこのような天候が続くのか。2016年秋、私たちに本当にすがすがしい秋の気配を運んできてほしい。そしてその気があるなら、私たちに自然の豊かな恵み、海の幸、山の幸を、子どもたちには大地の上で動く喜びを届けて欲しい。今、1日の運動会に向けて先生も子どもたちも獅子奮迅です。10月の特異日よりも少し早いけれども、青空のもとで子どもたちに思う存分活躍させてあげたい、そして保護者の皆さんと感動を分かち合いたい。その為にいくらテルテル坊主を作っても作りすぎることはない。どうぞ当日は自分のお子様だけでなくて、集団の中でのお子さまの様子もご覧ください。そして少しでも感動で涙してもらえることがあれば、私たち教職員も報われた思いで一杯です。又10月1日は願書受付の日、是非とも私たちの仲間に加わって欲しい。物を売買するようには幼稚園選びは出来ませんが、選んでいただいて決して後悔させない教育活動を目指しています。安心して私たちにお任せいただきますよう心よりお願い申し上げます。さて、飛行機の乗ろうと待っていると機内への案内の放送と同時にすぐに長い列ができる。優先登場の案内。いろいろな会員の人たち、JALによるとマイレージ会員3000万人のうち、20万人がグローバル会員だそうだ。そして一度その資格を得ると、ほぼ永久的に様々な特典を受けることが出来る。JALの宣伝にのせられたかどうか知らないが、若い息子も俄然その取得を目指した。休みを利用して遠い所に行ったり、東京からでも沖縄からでも国際料金が同じだがマイルを稼げることを考えて、大阪 → 沖縄 → 東京 → シンガポール の往復便に乗ったりした。そのシンガポールに9月の三連休を利用して、東京から直接に行った。少し前に切符の手配をしたが、ほぼ満席、それを見越したのかどうか、エコノミーの値段が普通の時のビジネスと同じくらいの高い料金、それでも買わざるを得ない心境と、怒りはどこにも向けることが出来ない。後で知った事だが、土、日の2日間は彼の地でF1グランプリレースが開催されるために、観光客が多かった。私も何回かその関係者か?と聞かれた。たくさんの高層ビルやホテルが林立しているがビルの谷間を、一般車を閉めだして、夜その競技が行われていた。現に土曜日の夜にシンガポールの象徴、マーライオン(上がライオンで下が魚、口から噴水が出ている)の横のパームビーチという名前のレストランで名物のチリクラブと、ペパークラブの料理を食べていると、チケットを買った人だけが見ることが出来る道路を強烈なエキゾーストノイズを轟かせて、煌々とした照明の下、ヘッドライトとテールランプを点灯させながら走り抜けていった。シンガポールの入国カードの下の方に「麻薬密輸は死刑です」書かれていた。非常に違和感があった。有無言わさず死刑なのだ。日本では「死刑になることがある」と書くだろう。昨年亡くなった初代首相のリー・クアン・ユーはマレーシアからの独立を余儀なくされ、シンガポールを超一流の国にしようとして、民主政治とは異なって、ほぼ独裁的な方法で国を治め、発展させた。建国の父と呼ばれるのも不思議ではない。エリート教育を進め、優秀な人材を作り、産業、金融、教育の驚異的な成長発展を達成し、都市の美観を維持し、様々な優遇策を設けると同時に、マナー違反に対しては厳しい罰金刑を科した。ゴミの投げ捨ては勿論のこと、列車や駅での飲食はその対象であった。人口550万人のうち75%は中国系、ある意味、光の部分ばかりに脚光を浴びているが、影の部分もあるような気がする。空港から町への道路は花が咲き乱れてきれいだ。南米から持ち込まれた木々も美しい風景を作り出す大きな役割を担っている。狭いシンガポールは埋め立てで領土を広げていった。泊まったマリーナ・ベイ・サンズというホテルもそうだ。57F建ての三つのタワーの屋上に巨大なプールがあった。入ってはいないが、そこから見下ろす風景は別世界の感がある。と同時に地震のない常夏のこの国ではありだとしても、日本では許可されない建物だろう。それに私の部屋は29Fだったが、簡単にベランダに出ることが出来、そこに1m位の高さのフェンスがあるだけでその向こうは奈落の底。横のガーデンズ・バイ・ザ・ベイの公園には池があり、概して水が汚いが、その淵に木で作った小道があった。誰でも通れるのだが、池との間にフェンスがない。落ちて事故でもすると責任問題だが、それを知って行動している人の自己責任。昔の日本はそうであったが、今や批判を怖れて何でもかんでも安全策を取る日本、少々の危険を恐れずに新しいことにチャレンジしていく、テクノクラートが支配し繁栄する国シンガポール、強権政治を批判し、貧富の差を攻撃する人もいるが、アジア第一の教育水準を達成し、世界有数の金融市場を成し遂げたのも事実だ。シンガポールの今日ある姿を見ると、国の統治を一人の優秀なエリートに任せた方がいいのではないだろうか思う面もあるが、税金が安いからと言って、この国に居を移す日本人が多いのも少し残念な気がする。
マーライオン
初代首相リー・クアン・ユー
マリーナ・ベイ・サンズ
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
2016.10.01
季節がいつの間にか流れ、秋たけなわ、3月から数えて8番目を表すOctober,10月を迎えた。「光陰矢のごとし」ではないにしても、絶え間ない時の刻みが私たちを何処かに急がせているような気がする。学びの季節、食の季節、一番素敵な季節にしては今年は特に天気がすっきりしない。秋晴れを経験したのは何日あるだろうか。そしてこれからもこのような天候が続くのか。2016年秋、私たちに本当にすがすがしい秋の気配を運んできてほしい。そしてその気があるなら、私たちに自然の豊かな恵み、海の幸、山の幸を、子どもたちには大地の上で動く喜びを届けて欲しい。今、1日の運動会に向けて先生も子どもたちも獅子奮迅です。10月の特異日よりも少し早いけれども、青空のもとで子どもたちに思う存分活躍させてあげたい、そして保護者の皆さんと感動を分かち合いたい。その為にいくらテルテル坊主を作っても作りすぎることはない。どうぞ当日は自分のお子様だけでなくて、集団の中でのお子さまの様子もご覧ください。そして少しでも感動で涙してもらえることがあれば、私たち教職員も報われた思いで一杯です。又10月1日は願書受付の日、是非とも私たちの仲間に加わって欲しい。物を売買するようには幼稚園選びは出来ませんが、選んでいただいて決して後悔させない教育活動を目指しています。安心して私たちにお任せいただきますよう心よりお願い申し上げます。さて、飛行機の乗ろうと待っていると機内への案内の放送と同時にすぐに長い列ができる。優先登場の案内。いろいろな会員の人たち、JALによるとマイレージ会員3000万人のうち、20万人がグローバル会員だそうだ。そして一度その資格を得ると、ほぼ永久的に様々な特典を受けることが出来る。JALの宣伝にのせられたかどうか知らないが、若い息子も俄然その取得を目指した。休みを利用して遠い所に行ったり、東京からでも沖縄からでも国際料金が同じだがマイルを稼げることを考えて、大阪 → 沖縄 → 東京 → シンガポール の往復便に乗ったりした。そのシンガポールに9月の三連休を利用して、東京から直接に行った。少し前に切符の手配をしたが、ほぼ満席、それを見越したのかどうか、エコノミーの値段が普通の時のビジネスと同じくらいの高い料金、それでも買わざるを得ない心境と、怒りはどこにも向けることが出来ない。後で知った事だが、土、日の2日間は彼の地でF1グランプリレースが開催されるために、観光客が多かった。私も何回かその関係者か?と聞かれた。たくさんの高層ビルやホテルが林立しているがビルの谷間を、一般車を閉めだして、夜その競技が行われていた。現に土曜日の夜にシンガポールの象徴、マーライオン(上がライオンで下が魚、口から噴水が出ている)の横のパームビーチという名前のレストランで名物のチリクラブと、ペパークラブの料理を食べていると、チケットを買った人だけが見ることが出来る道路を強烈なエキゾーストノイズを轟かせて、煌々とした照明の下、ヘッドライトとテールランプを点灯させながら走り抜けていった。シンガポールの入国カードの下の方に「麻薬密輸は死刑です」書かれていた。非常に違和感があった。有無言わさず死刑なのだ。日本では「死刑になることがある」と書くだろう。昨年亡くなった初代首相のリー・クアン・ユーはマレーシアからの独立を余儀なくされ、シンガポールを超一流の国にしようとして、民主政治とは異なって、ほぼ独裁的な方法で国を治め、発展させた。建国の父と呼ばれるのも不思議ではない。エリート教育を進め、優秀な人材を作り、産業、金融、教育の驚異的な成長発展を達成し、都市の美観を維持し、様々な優遇策を設けると同時に、マナー違反に対しては厳しい罰金刑を科した。ゴミの投げ捨ては勿論のこと、列車や駅での飲食はその対象であった。人口550万人のうち75%は中国系、ある意味、光の部分ばかりに脚光を浴びているが、影の部分もあるような気がする。空港から町への道路は花が咲き乱れてきれいだ。南米から持ち込まれた木々も美しい風景を作り出す大きな役割を担っている。狭いシンガポールは埋め立てで領土を広げていった。泊まったマリーナ・ベイ・サンズというホテルもそうだ。57F建ての三つのタワーの屋上に巨大なプールがあった。入ってはいないが、そこから見下ろす風景は別世界の感がある。と同時に地震のない常夏のこの国ではありだとしても、日本では許可されない建物だろう。それに私の部屋は29Fだったが、簡単にベランダに出ることが出来、そこに1m位の高さのフェンスがあるだけでその向こうは奈落の底。横のガーデンズ・バイ・ザ・ベイの公園には池があり、概して水が汚いが、その淵に木で作った小道があった。誰でも通れるのだが、池との間にフェンスがない。落ちて事故でもすると責任問題だが、それを知って行動している人の自己責任。昔の日本はそうであったが、今や批判を怖れて何でもかんでも安全策を取る日本、少々の危険を恐れずに新しいことにチャレンジしていく、テクノクラートが支配し繁栄する国シンガポール、強権政治を批判し、貧富の差を攻撃する人もいるが、アジア第一の教育水準を達成し、世界有数の金融市場を成し遂げたのも事実だ。シンガポールの今日ある姿を見ると、国の統治を一人の優秀なエリートに任せた方がいいのではないだろうか思う面もあるが、税金が安いからと言って、この国に居を移す日本人が多いのも少し残念な気がする。
マーライオン
初代首相リー・クアン・ユー
マリーナ・ベイ・サンズ
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ