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ありがとうの言葉

2026.02.26
ありがとうの言葉

明治以降、気候が温暖で桜が咲き、若葉が一斉に芽吹く、そんな日々を一年の出発点としたのだろうか。そしてそれを終えるのが3月、梅や桃の花が咲き、今までの抑圧されていた日常から解き放たれて、世の中に躍り出ようとする季節、4月に始まり、3月に終わるのは日本独自かもしれないが私たちにとってはスムーズな季節の移り変わりの中で動いている。一時期アメリカ等と学期を合わせるために、8月下旬か9月上旬に始まり、5月下旬か6月上旬に終わることも考えていたこともあったと歴史書の中に書いてあったが、私たち日本人にはどれがいいのだろうか。

それはさておき、4月から始まった幼稚園生活も様々な行事や日常の活動を立派に一つずつ乗り越えていくうちに、子どもたちは本当に立派に大きく成長しました。毎日接している保護者にとって、その成長の度合いを理解しがたい所もあるかもしれませんが、言葉の内容、言葉の話し方、言葉の使い方、どれを取ってみても、あるいは時には「こんな事も知っているのか」「こんなに自己主張するのか」「こんなに情感が豊かになったのか」など等、幼い、幼い、まだまだ子どもだと思っていたのに、ふとしたしぐさ、ふとした言葉使いに驚かされることも多い。仲間と交わって、年上の子や年下の子と触れ合って、優しさや力強さを学び、自分の立つ位置を自然と会得していく。幼児期の大切な大切な人間形成の土台、基礎作りが確立されていきます。

知識はこれから始まる小学校、中学校で会得できますが、人間本来の成長、発展に不可欠であり、大事な物事をやり抜く力、人との会話、コミュニケーション、協調性そして探求心、好奇心、取り組む意欲そして自分の感情をできるだけコントロールする力、など等の非認知能力も友達や先生との交わりの中で又恵まれた自然環境の中で、自然と身につけたと思っています。これからはその認知能力、非認知能力をいかにより堅固で発展したものにしていくかだと思います。

今まで沢山の卒園生が巣立っていきました。彼らは小学校で、中学校で、高等学校でそして大学や、大学院で高い評価を受けたり、ビジネスの場でも成功したり、大きな貢献をして、微力ながらも新しい日本を支え続けています。みなさんの夢は無限です。白紙のキャンパスの上にまっすぐ上昇する姿、未来図を想像しています。行く手には様々な困難が待ち構えているのも事実です。

先日高校の教師として30代の時に教えた生徒の還暦の集いに参加しました。みないい顔をしていました。無事60歳に到達したほぼ満足の顔でした。幼稚園のみなさんにはいろいろな障害を打ち破り、強く前進する力があります。みなさんの栄光を期待しています。ひよこ組、りす組、きりん組、年少組、年中組のみなさん、一学年大きくなりました。今まで出来なかったことも出来るようになります。先生と一緒に楽しく幼稚園で過ごしましょう。 

最後に紹介しておきたい言葉があります。それは誰もが知っている「ありがとう」という言葉です。「ありがとう」は数あるよい言葉の中で最も美しく、力がある言葉とされています。「美しい」には「醜い」、「明るい」には「暗い」「強い」には「弱い」というようにそれぞれに対する言葉があります。しかし「ありがとう」には対になる言葉がなく、それだけで独立しているというのです。自分が「ありがとう」という言葉を投げかけるのももちろん素晴らしいのですが、誰かに「ありがとう」と言ってもらえるのはそれ以上の力が与えられます。日々の生活の中で、お互い感謝の言葉を交わしあう習慣は必ずや人生を豊かに導いてくれることでしょう。

2026年3月、皐月、巣立っていくみなさん、いつまでもお元気で、残ったみなさん、卒園児に負けないように頑張ろう。

Made in Italy by Chinese Made in Japan by foreigners

2026.01.23

Made  in Italy  by  Chinese  Made  in  Japan by foreigners

例年になく暖かい冬、しかし時には牙を見せる冬の寒さ、交互に繰り返しながら、季節は着実に春に向かっている。2月なんかなかったら、こんなに厳しい寒さもないのにと言う人がいる、しかしそれがあるからこそ春のありがたみを理解する人も多い。その試練に耐えて、人が一回り大きく成長する。私たちの周りには無意味なものは何もない。どんなに不要と思われていても、それら全てが有機的につながって人の成長の大きな原動力となっている。

さて2月、如月、逃げる月、諏訪森、鳳、美木多の幼稚園にとっては一年の締めくくりの大きな行事、音楽・生活発表会があります。生まれてまだ1000日余りの小さな子どもたちが声を上げ、声をそろえて、先生の指揮に従って精一杯歌っていく。今の子どもたちは、音が氾濫する中で、音感がいいと言われているが、指導者の指揮棒の一振り、一振りに当然と言わんばかりに反応して、難しい歌でも難なく突破していく。合奏もしかり、年齢以上の大きな成果を上げている。又その役にふさわしい衣装を着けての舞台での活躍は圧巻です。大きな大きな成長を遂げた子どもたちの嬉しそうで、得意そうな表情を良くご覧いただきたいと思います。「冬来たりなば春遠からじ」厳しいことはいつまでも続かない。その後にはきっと希望が訪れる。暖かい陽気、ワクワクする春を待ちながら、今の厳しい冬を乗り越えていきましょう。

近頃新聞やテレビで外国人の話題がでない日はないと言っても過言ではない。愛知県の豊田市には外国人がたくさん住んでいます。彼らのほとんどがトヨタ自動車系列に努め、完成車の組み立て工として働いている人も多い。その為に日本人との混成チームではなくて、外国人だけのラインを作って自動車を組み立てているというニュースを読んだ。そうなれば当然Made in Japan ですが、作る人は外国人、同じようにファッションのイタリアでは沢山の中国人がその国でコミュニティを作り、そこで衣服を作っているという事も聞きました。それは勿論Made in Italy ですがイタリア人が作っているわけではありません。

日本でも日本ブランドの商品が中国をはじめ、様々な国で縫製されています。外国の有名ブランドを見ても、フランスブランドだから、イギリスブランドだからと言っても、その国で作られているものは少ない。偶然あるスポーツで出会った和歌山の世界的編み機メーカの会長が「うちの編み機を使っていないニットメーカーは世界にはいない」と豪語していたことを思い出した。どんな有名、有力ブランドもその会社の自動編み機を使っているそうだ。ということは極端な話、どの国で作ってもその品質はさほど変わらない。私たちはどこの国で作られたかにあまりこだわらなくてもよいという事なのだろう。問題はその材料、材質であり、そのデザインでの勝負なのだ。

最近あいついで二人のイタリアの有名デザイナーが亡くなった。アルマーニ氏とヴァレンティノ氏、そのことに人一倍気付いて、独特の色使いやファッション性にこだわって一世を風靡してきたのだろう。私がこんなことを言うまでもなく、一線で働いているビジネスマンたちはどの国で作れば貿易摩擦がなく、最大限の利益を上げられるか日々考えている事だろう。アメリカが風邪をひけば日本は肺炎になると昔はよく言われたが、世界中の国が関連しあい、補完しあっている現状では一国の惨状を他山の石と言ってはいられない。園児の中には、将来日本を離れ、その国で活躍し、貢献していることもあるだろう。地球はみんな友達、よこしまな人もいない、協力的で愛溢れる人がいっぱいの惑星になってほしい。

如月、2月、今月も元気いっぱい幼稚園生活を楽しみましょう。

2026年 念頭に想う事

2026.01.05
2026年 念頭に想う事

山眠る冬に冬眠をやめた、あるいはできない熊が大騒動を起こした2025年、時が過ぎ、今日は2026年1月1日、外気温4C,冷たい空気が私を襲ってくる。しかし上を見上げると、どこまでも続くかと思われるような真っ青な、雲一つさえない大空、そんな中、近くの神社に足早にお参りする老若男女がいる。誰もいない幼稚園は本当に寂しい。そんな中でも、時計や監視カメラをはじめ、様々な機器がいつもと同じように十分な役目を果たしていて、子どもたちが帰ってくるのをいまかいまかと待っている。もうあと何日すれば、いつもの喧騒が戻って、活気がみなぎってくるのだろう。一刻も早くそんな日常が帰ってきてほしい。

11日、幼稚園の後、関係する特別養護老人ホームやケアハウス、グループホームに向かった。9時過ぎ、丁度おせちを食べていた頃であった。「明けましておめでとうございます」とお祝いの言葉を述べ、「今年は昨年以上にお元気で過ごされ、命ある限り楽しいひと時を送られますように」と心より希望を言わせていただきました。しかしよくよく考えてみると、みんな私と同じ年齢か少し上の先輩の人たち、中には私のつたない挨拶にも涙して喜んでいただいた人もおられた。昨日の紅白歌合戦の堺正章さんと同じ年頃、まだまだ人生を有意義に過ごしてほしい。1月1日は12月31日の次の日に過ぎない、人が勝手に暦を作り、そこに喜怒哀楽を込めて、正月イコールめでたいと言ってるだけだと言う人がいる。然し無味乾燥な季節の中で、先人たちが少しでも楽しいこと、嬉しいことの気持ちを持ち、苦労、困難、難儀を忘れるためにも季節にいろいろ色を付けて、心に希望や期待を持たせることを考えた聡明さは何物にも代えがたい。私たちはいくら感謝しても感謝しすぎることはない。

さて、AIのニュースが流れない日はない。私はコンピューター以前の世代であり、AIとなればそれ以上の離れた存在であり、説明を聞いても100%理解したかは定かでない。このAIの普及を見越して、人員の削減に踏み切った企業も多いことを考えると、何年か前のIT革命以上の大きな変革になるかもしれない。と言ってもそれによって、人の内面に踏み込むのはいくら経済合理性の考え方と言ってもあまり納得できない。今の日本では解雇すると言ってもそんなに簡単にいかないのだから。しかし話は別として、AIはこれからの私達とは切り離せないものになるだろう。そんな中で子どもたちの将来を考えたときに、点数で判断できる認知能力は今まで同様に大事なことだが、それ以上にAI時代の中にあっては子どもたちにとって、より大切なことは非認知能力の涵養に努める事ではないだろうか。AIに負けない、AI時代にあっても十分対処できる能力、子どもの将来人生を豊かにすると言われている非認知能力ではないだろうか。何も難しい事ではなくて、それは遊びや友達との交わり、安心できる環境、他者との交わり、あきらめずに続ける力、自己を肯定する力、新しい発想や想像力を通して身につくものであり、AI時代に在ってはこの創造力や協調性、柔軟な対応力等非認知能力の必要性が今まで以上に高まることは必然だと言われている。幼稚園の恵まれた環境の中で、子どもたちの非認知能力が育まれ、将来的に大きな成果に繋がっていくようになれば、これほど嬉しいことはない。 

中国からの観光客について最近二人の意見を読んだ。産経新聞にはサッカーの川淵三郎氏の、日経新聞にはJR九州の唐池恒二氏の評論が載っていた。偶然どちらも堺の三国丘高校出身の人だ。そしてどちらも最近の観光客について率直に意見を述べていた。前者は「中国は日本が歯応えのない国である方がいいからいろいろ言ってくるが、気にする必要はない。日本社会が分断して喜ぶのは中国、こういう時こそ、小事にこだわらず大事を見据えていくことが大切だ」と述べ、先の臨時国会では新首相効果を感じたと言う。又日中対立で不安を煽り立てるマスコミの報道姿勢にも疑問を感じると述べている。私は両者と何の接点もないが、前者は8歳上、後者は8歳若い。唐池氏は中国人の渡航自粛については危機感を感じない、大都市の高級ホテルは欧米の客でほぼ埋まっており、百貨店が少し影響あるくらいだ。日本人が観光を控えたり、仕事の出張で日帰りを余儀なくされるのも少なくなるだろう。一部の外国人がコンビニのトイレを汚し、従業員の負担が増え、差別にならないよう国籍を問わず貸すのをやめた。日本人も昔は旅先で行儀が悪かった。マナーを広げるのは私たちの義務ともいえる。朝歩いて、気持ちのいい街は2,3度訪れるうちに住みたくなる。街作りこそ観光政策の核だ。オーバーツーリズムで住民が疲弊する街に誰が住みたいか。高度経済成長期に工場が公害を引き起こした。現在観光が公害を生み、市民生活が脅かされている。外国人リピーターが訪日をためらい始めていると聞く。街の人の目が歓迎していないと敏感に感じ取っている。このまま人数だけ追えば、良識のある人、日本が好きな人ほど、日本に来なくなり、他人の視線に鈍感な人や迷惑をかけても平気な人ばかりが集まる国になってしまう。

最近読んだ本の中から。「勝って騒がれる力士より、負けて騒がる力士になれ」「努力は天才を超える。必死にトレーニングを積み重ねていって、その努力と辛苦の日々があったからこそ、世界の舞台で闘える今の自分がある。立ち止まっていては未来はありません。」「雲の中でひとつぶの水滴がうまれた。地上めがけて落ちていった。無数の水滴はあつまって川になり、海へ流れていった。ぼくは何かの役にたったのだろうか。ひとつぶの水滴はそう思った。ひとつぶの水滴がなければ、川もなく海もない。地球は完全に乾いてしまう。」

2026年1月、睦月、今年度も残すところ3か月、子どもたちの大活躍の舞台が待っています。

どうぞご期待ください。

何のために生まれて、どこへ行くのか

2025.12.01

何のために生まれて、どこへ行くのか

「光陰矢の如し」「Time flies」「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」「よどみに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし」「If winter comes, can Spring be far behind?」今は一瞬のうちに過去になり、未来は猛烈な勢いで迫ってくる。世の中のはかなさ、無情を悟り、それでも命ある限り、生きようとする私たち生命体、月日は巡っていよいよ師走、12月、南半球は真夏、そして私たちの日本は真冬、年月の流れの速さをしみじみと感じると同時に又冬の寒さからどうにかして心だけでも逃れたいとの思いを込めて、春の暖かい日々に心を馳せる。昔から日本人に宿ってきた、今の苦しさ、困難、耐えがたいものから逃れるために、次の季節の到来を待ちわびる気持ちを希求しようとする。

街には山下達郎の「クリスマスイブ」やジョンレノンの「Happy Christmas」が流れている。特に後者の歌は混沌とした今の世の中、人が人を傷つけ、いがみ合いが見られるこの世界の索漠とした中に、それでも前を向いて進もうとする期待感がある。「クリスマスがやってきた。今年はどんなことをした。今年ももう終わりだね。新しい年が始まる。今日は精一杯楽しもう。家族、親戚、お年寄りも若者もメリークリスマス、あなたにとって良い年でありますように。今日は楽しいクリスマス 元気な人も 病める人も 富める人も 貧しき人にも たとえ争いがあったとしても 誰にでも訪れるんだ 黒人だって 白人だって アジア人だって 先住民だって みんな同じ人間だ。 肌の色で争うなんて馬鹿らしいじゃないか メリークリスマス 新しい一年がお互いにとって いい年でありますように すべての人にとって 新しい一年が どうかすばらしい年でありますように そして私たちひとりひとりの行動で 争いをやめよう いまこそ。」

ニューヨークで凶弾に倒れたジョンレノンは小野洋子と一緒に、「世界中の人は性、肌の色、財産、その他異なることがあっても、みんな仲良く頑張って戦争なんかやめよう」と声を上げた。然しながら現在でも傭兵を雇ってでも戦争を続け、一般の市井の人々をも巻き込んで爆弾を投下し続けている。ノーベル賞級の発明や発見がされる一方、虫けらのように人の命を奪っていく。日露戦争の203高地の戦いのように人間の荘厳を無視した争いが今の今でもなぜあるのか。赤ちゃんが生まれ、慈しみながら大事に大事に育てられて、その子供が大人になって、一瞬のうちにその尊い命が奪われることはなんと残酷で、なんと悲しい事なのだろうか。私たちはその原因は何なのか、具体的にはわからない。しかし「もうやめてほしい」

過日の作品展へのご来園、本当にありがとうございました。記名式のアンケートのお願いもさせていただきました。ご協力ありがとうございました。制作物については、非常にたくさんの皆様から「心が弾んだ」「満足した、楽しかった」「見やすかった、表情も個性もよく出ていた」「クオリティが高い」などのお褒めの言葉をいっぱいいただきました。又絵画については「見やすかった。過去の学年の絵と比較して、成長の度合いがよくわかった」「家で絵を描くことはほとんどないが、幼稚園で一生懸命描いているのを見て嬉しかった。」「のびのび描いていることから、幼稚園で楽しく過ごしているのがわかった。」又もう少し枚数が欲しいとのご意見もありました。全般的に好意的な意見をたくさんいただきました。又作って遊ぼうコーナーは毎年楽しみにしているとか、楽しく参加できた。大人も楽しかったなど等、様々なご意見をいただきました。私たちは慢心することなく、この作品展での教訓を次年度に生かしてまいります。いろいろご支援、ご協力ありがとうございました。

2000年になって25年が過ぎました。令和7年、昭和100年もこの12月で終わりです。終戦前にこの世に生を受けた私もいろいろな経験をさせていただきましたが一瞬のうちに今を迎えた気持ちです。保護者の皆様には喜怒哀楽様々なことがあったと思います。ここで今までのことを一度リセットして、新たな気持ちで新しい2026年を迎えましょう。そして来る年が皆様方にとっていつまでも記憶に残る喜びの年、素晴らしい年になりますようにご祈念申し上げます。

2025年、この一年いろいろ本当にありがとうございました。保護者の皆様そしてご家族の皆様のますますのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

常盤道まっすぐ北へ

2025.11.01

常盤道まっすぐ北へ

先日は子どもたちの運動会にご臨席賜り、ありがとうございました。暑い厳しい環境の中でも、子どもたちは元気いっぱい、意欲的に課題に取り組み、大きな成果を得たものだと思っています。誇らしげに踊る姿、大きく手を振って目の前を走り抜けて行ったリレー、そして体育演技に組体操、年齢以上に感動を保護者の皆さんにお届けしたのではと密かに自負しています。そうは言っても、運動会はある意味天候との勝負、美木多幼稚園、諏訪森幼稚園のそれは降雨のために、プログラム全部の種目をできませんでした。鳳幼稚園でも、全プログラムを遂行できましたが、フェイルセーフでした。運動会は天候に左右されない体育館にすべきだという意見があります。又反対に運動会はやはり土の上ですべきだという意見もあります。又暑さを避けるためにもっと遅らせるべきだという意見、いやこれ以上遅くすると寒くなって子どもがかわいそうだという意見もあります。私たちは様々な意見を参考にさせていただきながら、子どもたちにとって何が一番良いかの観点から今後の運動会を決めていきたいと考えています。

さて閑話休題、今年も全日本私立幼稚園設置者・園長研修大会に参加しました。今年は茨城県水戸市、茨城は私にとっては初めての地、少し前に到着して、偕楽園などの歴史的な場所や建造物を見て回りたいと思って、伊丹発7時30分のJALで出発しました。しかし出鼻をくじかれました。荷物を運ぶコンベヤの不具合で30分遅れ、45分で羽田に着いたものの、そこからレンタカーで首都を走り出るのに、トランプ大統領の訪日の警備の為でもあるのか、渋滞に渋滞で、首都を出て常磐道に入るまで3時間以上もかかり、水戸市民会館に着いたのが開幕の午後1時、間に合ってよかった。

全国から500名足らずの参加、最初の講演は茨城県立大洗高校吹奏楽部の演奏と講演、一糸乱れぬ100名弱の部員の演奏は迫力満点、プロ以上の演奏に思えた。服装も統一し、ダンスも交え、合唱も含めた総合力は何物にも代えがたいものであった。その指導者有国浄光氏72歳の50年にわたる大洗高校マーチングバンド「Blue Hawks」の指導力が光っていた。その功績により、同氏は県教育委員会や文科省、文化庁より数多くの表彰を受けていた。しかし大洗高校は全校160名の学校で、その内100名位が吹奏楽部員で、又その半分の部員は県外出身者であった。廃校を避ける意味での県外からの募集であった。先生からの話では今の大洗高校は少子化のために、廃校の危機にさらされているという事と今の世の中は厳しい指導をしたいが、それもできかねるというのが本音の悩みであった。自分と少しでも違う意見があると、あるいは自分の子どもが選ばれたりしなければ、すぐに学校に抗議するペアレント、先生の悩みは尽きない。

その後文科省の幼児教育課長より、幼児教育の現状と課題についての行政報告があった。現状の幼稚園や認定こども園の数と幼児教育の現状を報告し、私学助成園、すなわち美木多幼稚園や鳳幼稚園のような幼稚園の数の減少を詳細に説明、子どもの人口の将来の推計を示し、人口の将来予測として、2060年には日本の生産年齢人口がOECD加盟国では断トツの最下位になると予測している。又世界に占めるGDPは2000年に日本は8.3%占めていたが、2020には5.4%になり、2060年には2.7%に沈む。社員の転職率も高くなり、これから10年以内には50%の人が転職する。又特別支援学校などの児童数が増加している。小学校には幼稚園や認定こども園、保育所、その他様々なルートから入学してくるので、行政の役割が大事になってくる。幼少の架け橋プログラムが必要であり、その為にも質の高い幼児教育を履修した先生の育成も大事である。

様々な現状報告、それに対処していく文科省の取り組みや補助金などについて説明がなされた。この日、研修が終わった後、レンタカーで常磐道路を経て北茨城の五浦観光ホテル別館大観荘に宿をとった。昔は一人で行くと、自殺などを恐れたのか、宿泊を躊躇されたが、何も問題はなかった。その上、夕・朝食が付き、太平洋が臨める温泉の露天風呂もついていた。和室が二部屋あり、宿泊料金は2万円台、都心のビジネスホテルと同等かそれ以下であった。成程、ホテルは少し古いが、立派な構え、その上何よりも気に入ったのが、窓のすぐ外は吸い込まれそうな太平洋の荒波、一晩中波の音が聞こえいた。その上、大観荘と名前がついているようにまさに荒波、岩、崖の上の松、太陽、この風景、まさに横山大観の世界であった。実際横山大観も何回もこの地に来たそうだ。大観の絵が現実に具現化しているような雰囲気があった。

水戸から登っていくのと仙台から降りてくるのとほぼ同じくらいの距離だそうだ。その常磐道を走っていると道路がよく整備され、至る所で他の高速道路と交差していた。常磐道路は片道3車線、最高速度は110km、大阪の道路は阪和道にしろ、第2京阪道にしろ、片道3車線であっても、基本80km制限、自動車の動力性能や制御装置、安全装置などが昔の車に比べて、格段に良くなっているのに、昔のままでどうなのか?帰りに勧められた国営ひたち海浜公園方面に向かった。びっくりしたことに、途中、ニュースでしか聞いたことがない東海村に入った。原子力の研究所、東大の研究所、核の研究所そして左側は広大な立ち入り禁止区域、秘密の場所を通過している気がした。ケヤキ並木が続く広大なこの公園は原子力と引き換えに国が作ったのだろうか。近くに住んでいたら何回でも行きたいほどの公園であった。

今回の私の失敗は前日首都を出るのに、渋滞で何時間もかかったことを踏まえ、何時間も早く出発したら、そんなに渋滞していなかったので、かなり早く羽田に着いた。出発までかなり時間があったので、もっと早い便に変更をお願いしたら、安い往復の航空券なので、変更できなかった。

霜が降る霜月11月、November,noviembre,9番目の月、今月も子どもたちと一緒にいい学びをして過ごしてまいります。どうぞご期待ください。

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