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和顔愛語

2024.02.02
和顔愛語

山茶花の赤や白の花が咲き乱れ、道に面した梅の花にも季節を告げるように白い花がほころび始めました。その名が示すように椿も負けじと蕾を膨らせています。それぞれ冬の厳しい寒さを乗り越えた喜びの瞬間なのでしょう。もうすぐ小動物たちも深い眠りから目を覚ますことでしょう。光り輝く太陽も私たちに少し近づき、昼の長さも目に見えて長くなったような気がします。
2月4日の立春ももうすぐ、とはいえ、受験生には厳しい試練が続くときであると同時に、自分の実力が試される時、一瞬たりとも気が抜けない日々が続いていることでしょう。反面私たちの時とは違って、指定校や推薦入試ですでに決まっていたり又全入時代に突入して、心に少し余裕がある人も存在するでしょう。この時期に経験した勉強や困難を乗り越える力は将来にわたって人生の大きな助けになります。
努力は決して人を裏切ることはないし、無駄な努力は何もないと思う。努力を続けることによって、いつかそれに光が当たり、報われることも十分考えられる。個人のことですが、高校時代は図書部に入り、ありとあらゆるジャンルの本をむさぼるように読んだ。直接的に大いに役立ったことは思い当たらないが、外国人を含めて様々な人たちとの話にも躊躇なく仲間入りすることができたのも一つのメリットかもしれないし、何か漠然とした自信がついたのかもしれない。「冬来たりなば春遠からじ」春を待ちわびる人の心境だろう。
さて、「情けは人の為ならず」はどういう意味ですか?と高校教員をしていた時、あるいは幼稚園の採用試験で設問したことがあった。ほとんどの人が「人に情けをかけて助けることになると、結局その人の為にはならない。」という回答が多かった。本当は「情けや親切を人にすると、いつかそれは自分に戻ってくる」という意味ですが、後々のことを考え、損得を考えて、こんな言葉を言っているのでしょうか。ある人は今年の目標に、謙虚、素直、感謝 の三つに「利他の心」を付け加えました。「自分のことよりも他人の幸福を願うこと、自分を犠牲にして、他人のために尽くすこと」すぐに全てを実行できなくとも、その心持は大事なことです。  
美木多幼稚園初代園長の宮下紀久子は習字が得意で、よく展覧会にも出品していました。その中で圧倒的に多かった作品は「和顔愛語」でした。幼稚園や老人施設にも掛けています。読み方はワゲンアイゴ、仏教用語で「穏やかな顔と思いやりのある話し方で人に接する」ことです。非常に尊い言葉ですが、私たち凡夫においては、これを完全に実行することは不可能ではと思ったりします。実際機嫌が悪い時や落ち込んでいる時は無愛想にもなりますし、人を傷つけたりする言葉を発することもあります。しかし現実には「穏やかな顔や優しい言葉」が必要なことは言うまでもありませんし、もっと進んで「相手の気持ちを先に察し、その望みを受け取り、満たしてあげる」のが理想的であるのでしょう。亡くなって25年経っていますから、その真意はわかりませんが、その思いは「和顔愛語」通りだったのでしょう。
先日は能登半島地震へのご支援ありがとうございました。日本赤十字社を通じて石川県に届けさせていただきました。お年玉から寄付されていたお子さまも沢山おられました。同じ小さな子どもたちが被災にあわれたと思うと、本当に心が痛みます。一刻も早い復興、そして能登半島が再びよみがえることを願ってやみません。
さて、今遊戯室やホールでは音楽・生活発表会に向けての追い込みに大わらわです。子どもたちも頑張っています。それ以上に先生たちの頑張りは気迫に満ちたものがあります。是非、発表会当日は子どもたちの迫力に満ちた歌や合奏、迫真の演技に惜しみない、暖かい応援をお願いします。
いよいよあと二か月で卒園、進級です。子どもたちは大きな成長、発達を遂げてきました。将来の日本を支える大切な、大切な人たちです。健康で心豊かな人になる事を願ってやみません。
2月、如月、建国の月、いつものことながら、ご支援、お力添え、よろしくお願いします。

2024年、平和で安心な世界が訪れますように

2023.12.19
2024年、平和で安心な世界が訪れますように

あけましておめでとうございます。2024年1月、新しい年が始まりました。新しい年と言ってもただ単に年号が変わるだけで、何の変化もないと醒めた目でシニカルに言う人もいるでしょう。しかし新しい年はやはり何かしらドキドキ、ワクワク、ある期待感を私たちにもたらしてくれるのも事実、悠久の歴史の中で人類は何回新しい年や四季の移り変わりを身をもって体験したことでしょう。そして今年こそは、今年こそはと思いを新たに挑戦してきたか、あるいは挑戦しようとしたことでしょう。一年の計は元旦にあり、とは名言とはいえ、どれ程の人がそれを自分のことと捉え、実行してきたのでしょう。それがいいか悪いかは別として、明治以前は、20年たっても、30年たっても、例え50年たっても世の中の変化はなかった。大きなほぼ決まった枠組みの中で、人は生まれ、成長し、結婚し、出産し、老いて死んでいった。自分の意志で大きな変化にチャレンジすることはほぼなかった。 
しかし21世紀の今、人間の能力や才能には昔とそれほど相違はないが、時代やその背景は大きく異なり、人との交わりも希薄化されてきた。それと同時に島国日本も容赦なく世界の荒波に翻弄され、日本だけが他国と別でいることができなくなった。否応なくグローバリゼーションの世界に飲み込まれるようになった。それは体制や人種の問題にとどまらず、私たちの心の中にまで変革を迫られるようになった。古くから維持してきた道徳や公共心、考え方、習慣などが諸外国からの激しいパッシングにさらされるようにもなった。
又今まではあり得なかった考えや思想もそれが正しいものと認識され、受け入れることを余儀なくされるようになった。私たちは昔の人なら、こう考える、このように物事を進めていく、あるいはそれは独りよがりの思いで、そんなことは考えられないといったことが諸外国とのフィルターに掛けられ、それは当然とか、当然のこととして処理されるようになった。21世紀に入り世界は混とんとした状態になり、対決や力の世紀になってきた。いたる所で民族、宗教、領土などの問題で、人が人を平気で殺し、傷つけることが日常茶飯事、まさに狂気の時代に私たちは翻弄されていると言っても過言ではない。又誰が悪いと声高に叫ぶことも躊躇され、口をつぐむ傾向もある。1980年、ニューヨークのダコタハウスで不本意に生涯を閉じた John Lenon と Yokoの「imagine」はベトナム戦争の最中、一部共産主義、左翼思想と揶揄されることもあったが、その内容には共鳴することが多い。「想像してみて、天国などないと。その気になればかんたんさ、大地の下に地獄など無く、頭の上にあるのは空だけ。想像してごらんよ、みんなが今日を生きている。想像してみて、国など無いと、難しい事じゃないさ、殺したり、殺されたりすることもなく、宗教も無い。想像してごらんよ、みんなが平和に暮らしている。君は僕を夢想家だと言うかも、でも僕だけじゃない。いつか君が仲間になってくれたら、世界は一つになるんだよ。想像してみて、独り占めも無いと、君にできるかな。欲張る必要も、飢える必要もなくなって、人類は兄弟だ。想像してごらんよ、人々が世界を分かち合う」戦争で犠牲になるのはいつも若者や名もない市井の一般市民、平和に心安らかに暮らせる日がいつ来るのだろうか。 
幼稚園の3学期は音楽・生活発表会と卒園進級です。作品展が終わり、すぐに発表会に向けて取り組み始めました。過去から引き継いだ豊富な衣装、教職員が作った新しい衣装、それらを身に着けると別人のように子どもたちは光り輝いて見えます。合唱や合奏、音楽も大きな進化を目指して練習にまい進です。そして幼児教育の最後の大きなイベント、卒園式です。大きな成長を遂げたことを本当に誇らしげに語ってほしいと思います。この子たちが理不尽な環境に巻き込まれることなく、まさに堂々と道の真ん中を進まれることを心より期待しています。この2024年がお子さまにとっても、ご家族の皆様にとっても、幸多く、健康で心豊かな年でありますように心よりご祈念申し上げます。
 

一年間ありがとうございました

2023.11.29
一年間ありがとうございました


散り際の美しさを誇示しながら、園庭の樹木も今はすっかり衣装を取り去り、本来の形だけの姿に変身です。これから始まる厳しい環境に耐える為に研ぎ澄まされた裸の形です。虫たちやそれを生存条件としている動物たちも長い睡眠に入りました。それぞれが生きるために、子孫を残すために昔から延々と続いてきた営みです。今は薄れたとはいえ、スペインで続いてきたシエスタ(昼寝)もそうなんでしょうか。そんな中で私たち人類は理不尽な戦いをする反面、他の生物と異なって、知力と忍耐力を使ってより快適な生活を追い求めてきました。残念ながら人間だけが全ての支配者であるという驕り高ぶった気持ちも芽生え、他の動植物との共生という概念が少し希薄になってきたのではと思ったりします。ある有名な学者は「私たちは歴史上最も健康で、最も裕福で、最も長生な人間である。そして私たちはますます怖がるようになりつつある。


これは現代の大きなパラドックスの一つである」と言いました。現実には目前のリスクを恐れすぎるほど恐れるくせに、遠い未来のリスクとなると、どんな大きなリスクでも一向に恐れない人間があまりにも多い。又ある人は「大きい不快、破滅をもたらすことのできるもの、それも遠くではなく目前に迫られるほど近くに現れるものだけを恐れる」「ひどく遠くにあるものを人々は恐れない」例えば誰でも人は死ぬということを知っている。しかしそれは近くにないから少しも気にすることはない。目前のリスクに比べて遠くのそれは実寸よりも小さく見えるために、私たちはつい前者を恐れすぎ、後者を恐れな過ぎてしまう。しかしあまりにも遠い未来までも考えると私たちは生きることが辛くなるかもしれない。二学期の大きな行事、運動会と作品展が皆様方に支えられて無事終えることが出来ました。ご感想はいかがでしたか。運動会では肉体的な大きな成長を見られたかと思います。一歩一歩成人になる為の大きな生長だと思います。


作品展では精神的、頭脳的な飛躍、自戒の芽生え、物の捉え方、見方等においても、順調なそれでいて確実な伸展を垣間見られたかと思います。幼稚園で経験したこと、学んだこと、人と交わったこと、たまには喧嘩をしたこと、さまざまな経験や体験がこれからの子供たちの成長に大きな起爆剤となって役立っていきます。ただアクセスだけで幼稚園や保育所選んでいると言われる傾向が強い中で、私たちは愚直に保護者の皆様と連絡を取り合って、子どもが真ん中、子供中心の保育を目指して、認知能力は勿論のこと、非認知能力の向上も目指して保育・教育活動を進め、いい形で小学校教育につなげていきます。


そして将来何十年か先にあの時この幼稚園に通園して良かった、両親の幼稚園選びの選択は間違いでなかった、正しい選択であったと言ってもらえるよう、教職員一同日々研鑽に取り組むと同時に子ども一人一人との接触をより一層深めてまいります。あと一か月で2024年、年長さんは憧れの小学校です。年長さんを見ているとワクワク感がいっぱいです。今まで幼稚園で経験し、体験し、学んできたことが大きな財産となって小学校に行っても光り輝いたものになるでしょう。時あたかも文科省が小学校へ繋ぐ教育、幼少連携の重要性を今まで以上に発信するようになりました。これから何十年もかけて子どもたちの追跡調査をする体制も整い始めました。私たちの幼稚園で学んだ子どもたちが将来にわたってきっと立派な人生を送られることを私たちは希望し、期待し、実際そうなるものだと自信を持っています。


新しい2024年、保護者の皆さんが幸多く、ご健勝でありますよう心より願いつつ、2023年の園便り終わりとします。いろいろ行き届かない点、ご不満に思われている事も多々あった事と存じますが、この一年間本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。




明日に向けて

2023.11.01


明日に向かって


1022日夜715分、ANAのボーイング737が爆音を後に残して伊丹空港を離陸した。1時間後の820分、何事が起ったかびっくりするほどの大きな音と衝撃を伴って、兎に角福島空港に着陸した。昼は大阪と同じくらいの気温でも、夜になるとさすがに寒い。福島交通のバスで約40分、郡山に到着、歩いてダイワロイネットホテルに歩いて移動、駅前の便利なビジネスホテルだ。第38回全日本私立幼稚園研修大会が102324日、山形市のホテルメトロポリタン山形で行われる。

それに先立って上杉鷹山の米沢市を、そして上杉神社をどうしても見ておきたかった。翌朝830分、レンタカーを借りて、一人で東北自動車道を北進し、福島市で東北中央自動車道に進んだ。こんな峻険な山々が連なる場所によく高速道路を建設したと思うくらいトンネルが続き、そのトンネルを数多くの橋でつないでいた。高速道路があるのは当たり前だろうか?土地の地権者との交渉、買収、設計、土木、建設、付帯工事、その他、どのくらい多くの人々がこの道路を作るのに、携わったのだろうか。どのくらい努力し、どのくらい頭を絞って設計したのだろうか?

日本には数多くの高速道路があるが、ここも難工事の一つだったのではと思うと同時に、日本の土木工事の技術力の高さを見せつけられた思いだ。戦前、戦後を通じて蓄積された技術、人数が多かった団塊の世代の頑張り、そしてその後を受け継いでいる現役世代、GNPが世界4位になったとはいえ、日本にはまだまだ世界に誇るものがある。

「為せば成る、なさねば成らぬ何事も。成らぬは人の為さぬなりけり」上杉神社にはこれをしたためた掲示板があった。「どんなことでもやろうと努力すれば、必ず実現できる。逆に無理だと思ってあきらめ、努力をしなければ、絶対に実現できない。」上杉鷹山は莫大な借金を抱え、民衆が苦しんでいた藩を自分から模範を示して節約に努め、新たに産業を起こし、学問所も作り、財政の立て直しに全力で取り組んだ。又子どもや老人を大切にする政治も行った。今でも通用する次の4か条を唱えた。

1.  民の父母の心構えを第一とすること。

2.  学問・武術を怠らないこと。

3.  質素・倹約を忘れぬこと。

4.  賞罰は正しく行うこと。

それにしても隣の会津若松と言い、この米沢藩と言い、質実剛健、幕府に対する毅然とした態度、藩主を支える人々の心意気、山間に囲まれた厳しい環境のなせる業かもしれない。

山形空港は「おいしい山形空港」と呼ばれる程、果物をはじめ、米、肉、なんでも美味しいと副知事や市長の言葉、そのおいしさの代表として、初めに「出羽桜」酒造の仲野益美社長の記念講演があった。その中で心に残った一つが、山形の作り酒造は10社あって、皆、仲が良い事、「他の酒の犠牲の上に立った酒でないこと」すなわち自分だけ、自分の会社だけ良いというのではない。またチャレンジ精神をうたい、「チャレンジすれば苦労を伴うが、未来が開拓できる」と説く。又輸出にも力を入れ、5年度は475億円であった。

次に文科省の幼児教育課長の藤岡謙一さんが幼児教育の現状と将来について講演した。教育は幼児教育から小、中、高等学校教育までの積み重ねであり、基礎、スタートが大事である。幼児教育では総合的に育む次の3つの資質能力をバランスよく習得する必要がある。すなわち、知識・技能の基礎、思考力、判断力、表現力などの基礎、学びに向かう力、人間性などであり、幼稚園などでの普段の活動、遊びなどが小学校での本質的理解、正確な知識、技能の習得、思考力・判断力・表現力の育成に繋がっていく。

幼児教育の良し悪しの状況によっては今後の人生を左右するものであり、幼児教育にお金を使うことは将来への大きな投資である。日本でもその子どもたちはどのように成長し、どのような人となっていったのか、大規模な追跡調査を始めるそうだ。

この講演の中で私の興味を引いたのは幼稚園・保育所を選ぶ場合、保護者は何を基準としているかであった。1.アクセス、2.施設の雰囲気、3.保育時間・預かり時間、4.保育者の信頼度や安全への配慮などであり、体を動かすこと、外遊びなどの身体面の成長、施設の教育・保育方針、保育教育内容、施設設備(園庭などの有無)はあまり重視されていない。極端な話をすれば、保護者への様々なサービスの提供は教育。保育内容よりも重視されているということであった。


例え一般的にそうであったとしても幼児教育はこれからの人生の出発点であり、人生の根幹をなす部分、認知能力及び外遊びや友達関係で育まれる非認知能力の向上を目指して保育内容の充実に努めてまいります。今後とも暖かいご支援、お力添えを賜りますよう、心よりお願いします。



10月、神無月、神の月

2023.10.02


10月、神無月、神の月




八百万(やおよろず)の神々が何を相談するのか、この月に出雲大社に集まり、他の国にいないことなのか、はたまた神の月の意味なのか。兎に角10月、今年度も半分が過ぎ去りました。

この月の始まりは法の日、「人の支配から法の支配へ」と言われるが、独裁制や君主制の場合は優れた名君や政治家が出現すれば、国は長足の進歩を遂げる。個人的には戦後大きな成長発達を遂げたシンガポールがその例だと思う。

反対に暴君や冷血な独裁者が現れると、市民は大きな苦しみを背負わされる。法の支配は大きな飛躍がない代わりに、急激な社会の変動による不安がない。そのうえ、「法による支配」は法律を制定した支配者自身もその法律によって束縛されてしまう。その意味、時には忸怩たる思いに駆られることもあるが、ある意味市民にとって安全である。

法は社会秩序のための規範であり、一般的に国家権力による強制を伴うものであるが、それを忌み嫌う若者たちによる反乱も数多くみられることも又事実であり、そのことが法律の改正につながることもあった。しかし私たちは法治国家の一員としてそれを自覚し、法律の許される範囲で大きな活動をすべきだと思う。 

四季がある豊かで美しい自然、昔からの言語、礼儀正しさと聡明で清らかな美しい心、それを支える恥の文化と武士道精神や思いやり、他人に対する尊敬、信頼、慈しみ、次の世代にもぜひ受け継いで残していきたい。

人が見ていないところでも天に恥じないように素直に正直に生きていく。「四時の序、功を成す者は去る」すなわち春は春の役割を精一杯果たし、夏にその立場を譲っていく。夏は夏の立場を精一杯果たして秋に譲っていく。秋は秋の、冬は冬の役割を精一杯果たして次の季節に譲っていく。四季が巡るように、人もまたそれぞれの役割を果たして次の人にその立場を引き継いでいかねばならない。

今の日本は国民の自助努力の精神が求められているが、世の中の風潮は政府や自治体に依存するばかりで、自分でやればできる事すら積極的にやろうとしない。税金を払っているのだからそうするのが当たり前、権利を主張しているだけだという。そうであれば本当に義務をはたしているのだろうか。国や自治体の費用がかさむばかりで、いずれ国家が倒れてしまうかもしれない。国家、自治体も無尽蔵にお金を持っているわけでない。自分の財布と考えたらそう安易に支出するだろうか。 

文科省による幼児教育の現状についての研修があった。家庭の就労状況の変化(女性や共働き家庭の増加)によって少子化のスピードが加速化し、それにつれて待機児童が急激に減少し、幼稚園・保育所の大幅な定員割れがみられるようになった。逆に考えれば経営を続けていくうえで大きな困難が予想されるようになった。そんな中で、より一層質の高い幼児教育が求められるようになった。 

 

1.1.教育の連続性・一貫性の確保 

5歳児から小学校1年生の2年間を「架け橋期」として、この間の教育の充実を図り、生涯にわたる学びや生活の基盤を作る。 

2.2.質の高い人材の確保・定着・資質能力の向上 

その為に職員の処遇改善や専門リーダーや若手リーダーの研修を充実させる。 

3.3.安定的な経営の支援

その為に一般補助や特別支援教育への支援を行う。 

4.4.幼児教育の重要性の理解・促進

幼児教育において、子どもの将来への影響に関する大規模で長期的な調査を実施する。 

5.5.地域における「面」での幼児教育の質的向上

 

幼児教育体制を活用した地域の幼児教育の質向上の強化、域内全体への波及を図っていく。

「子育て支援は幼稚園にとっても重要な役割」であることを鑑みて、幼稚園の運営に当たっては子育て支援のために保護者や地域の人々に機能や施設を開放して、地域における幼児教育センターとしての役割を果たすように努める。 

今年度も半分が過ぎ10月からは後半、前期は慣らし期間、そして後期は発展・向上・充実の大事な期間、運動会、発表会など等の様々な行事を通じて子どもたちを肉体的・精神的に大きな成長軌道に引き上げ、幼稚園教育の真骨頂を発揮していきます。

小学校の先取り教育は本意ではありませんが、他の子どもたちと同等かそれ以上の能力を発揮できる下地を作ってまいります。「三つ子の魂百まで」、将来の基礎となる幼児教育の重要性を重く受け止め、過去から受け継いできた伝統、それに新たに加味した最近のカリキュラムや情報教育を取り入れて、高い能力を涵養し、誰とでも臆せずにうまくやっていけるよう教育活動を目指していきます。保護者の皆様の忌憚のないご意見、叱咤激励、よろしくお願いいたします。                                    



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