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力を合わせて困難を克服しよう

2020.06.01


 2020年、6月、水無月、オリンピックイヤー。
青葉の季節となりました。目の覚めるような木々の緑です。そしてそろそろ海、山の恋しい頃になりました。本来ならば高らかにこの6月を称賛するこのような言葉が、何かむなしく、場違いな感を与えている。しかし考えによっては、この年は学校・園の臨時休園もあり、人々は自粛、自粛の掛け声で巣ごもり状態になり、オリンピックも延期された、私たちの短い一生の中での忘れがたい年にもなりそうです。新型コロナウイルス、novel coronavirus , covid19, トランプ流に言えば、武漢ウイルス、なんと多くの人に死の恐怖心を植え付け、又実際に私たちから数えきれないくらいの尊い命を奪った憎い見えない敵、こんなに科学が進んでいるのに、解決策が見いだせないばかりか、第2、第3の波状攻撃を恐れている。消毒をし、マスクを身に着け、密を避ける努力をしても、一瞬のスキをついて私たちに忍び寄ってくる。今月になって、というより、暑くなって、インフルエンザと同じく終息の兆しが見えたとはいえ、まだまだ心の奥底から喜ぶ気にはなれない。ましてや生まれてまだわずかな期間しか私たちの仲間になっていない、十分にものを言ったり、考えたりすることができない幼子たちのストレスはいかほどだろうか。将来の成長の妨げにならないか、私たちは十分な注意と配慮をもって、教育、保育活動に当たらねばならない。その意味で、幼稚園、こども園の存在意義をいくら強調しても、しすぎることはないと考えます。子どもたちがそれぞれの年齢の通過点を今までと同じ成長を見られるように、教職員一同寸暇を惜しまずに支えていきます。そしてそれが保護者の皆様の不安や心配の種を取り除くことができれば、本当にうれしい限りです。私たちはスタートアップの助走期間をかなりの日数過ごしてまいりました。お子様も幼稚園、こども園に慣れていただいたと思います。いよいよ従来の通常保育・教育活動が始まりますが、一学期に計画していた行事や参観などのすべてが実現できるわけでもありません。コロナのせいでと言われないように、充実した代替プログラムを組んでいきます。保護者の皆様の熱い思いとご支援、お力添えを受けて、力強く進んでまいります。皆様の期待に十分こたえることができると思っています。私たちの幼稚園の強みは何といっても先生であり、職員であり、運転手や車掌さん、そのほかの縁の下の力持ちの職員の皆さんです。力を合わせれば解決できないことはないと確信しています。どうぞ皆様方と力を一つにして、今の困難な状態からV字回復を果たしていきましょう。もちろん幼稚園だけでなく、皆様のご家庭も、会社も、お店も限りなく明るい未来に向かって一歩を進めましょう。6月は紫陽花の月でもあります。子どもたちには紫陽花の花の種類や色の変化を知ってもらったらと思います。しかし何といっても6月は梅雨の季節、しとしとと降る長雨、バケツをひっくり返したような大雨、小雨や小ぬか雨、霧雨の少しロマンの匂いがする雨、そして私たちに迫りくる洪水、災害、その危険性についても子供たちに知ってもらうことが必要ですが、水は私たちの体の70%を占める重要な物質であり、今月に始まる田植えには欠かすことができないものです。しかし水の事故は致命的になることが多い。そんな水のいいところ、怖いところを十分にこの6月の中で知識を共有していきたい。リンゴやイチゴから始まった果物も今はビワを超えて、サクランボの時、美しい花を咲かせるソメイヨシノの桜と違う別の種類の桜の木から生まれることも教えてあげたい。お百姓さんが一生懸命作った畑では5月に新玉ねぎを収穫しました。今月はジャガイモ(私の小さい頃は二度取れるから、ニドイモと呼んでいた)の収穫、さつまいもとジャガイモの違いも教えてあげたい。先生は意欲満々、知識旺盛です。さあ、明るい笑顔を絶やさないで、旅立ちの始まりです。保護者の皆様には、いろいろ至らない点があったこと、又ご不便やご心配をおかけしたこと、心よりお詫び申し上げます。これからも子どもたちの成長・発達を楽しみに進んでまいります。今後ともご支援、お力添え賜りますようお願いいたします。

歴史に学ぶ

2020.05.01


100年に一度、天は私達に試練を与えるのだろうか。1929年の大恐慌の前、第一次世界大戦の時のアメリカの町の壁には、スペインかぜ・インフルエンザの注意すべき要点のポスターが貼られていた。今の新型コロナ・ウィルスと同じ警戒の内容です。いくら科学技術が進歩し、月に行く、遠い天体の小惑星から砂を取ってくることができたとしても、目に見える敵を倒す武器はいろいろ開発され、実用化されているものの、新しい目に見えない敵にはほとんど無力で、対抗策がなく、事前にそのための準備ができない。本当に私達は21世紀の科学の時代に住んでいるのだろうか。それをあまねく享受しているのだろうか。100年前のスペイン風邪は何もスペインで発生したものではない。このスペイン風邪・インフルエンザで世界中では4000万から5000万人が死んだと言われ、日本でも40万人前後の人が命を落とした。その特徴は99%の死亡は65歳以下で、特に15~35歳の健康な若年層に発生した。今と同じように、有効なワクチンがなく、人と人との距離を保ち、マスクを着ける。そして感染者は自分で広げないように、最大限の注意を払うことであり、その基本となるのは呼吸器衛生と咳エチケット(cough etiquette)であった。実際当時咳き込んだだけで、罰金等もあった。この文章は国立感染研究所のものから引用しているのですが、研究所によれば,スペイン風邪などを世界的に研究し、会議を行い、その結果「人の世界において流行する新型インフルエンザ・ウィルスが早ければ数年のうちに出現する」と警告がなされ、専門家の間では、「いつ来るかわからないが、いつかは必ず来る」が定説になって「もし来た場合には、大きな被害が予言されるにもかかわらず、準備が無ければ、社会が混乱するのみ」と結論付けていました。ヒトからヒトに容易に感染する新型インフルエンザが出現し、ひとたびそれが一定以上の人口の間で拡大を始めると、パンデミックを防ぐ確実な方法は現時点では知られておらず、ただ世界及び各地域で、国で、広がることを遅らせるという対策(国際間の移動制限、患者の早期発見と隔離、集会の延期等)をとるしかありません。新型インフルエンザの出現と流行は確実に抑えることのできない自然現象の一つとして捉えるべきでしょう。しかしながらヒトからヒトに容易に感染する新型インフルエンザが出現した場合でも、発生した地域を特定し、住民の移動制限とその地域内で抗ウィルス薬の一斉投与を早期に行うことで、パンデミックを止めるか或いはその拡大を遅らせることができる可能性があると2005年の研究報告は結んでいる。過去に事例があり、研究者が貴重な提言を多数しているにもかかわらず、どうしてこんなに拡大をし、大きな社会的困難を引き起こすようになったのか。医師,看護師、特に感染症の病院で日々獅子奮迅の活躍をしている医療従事者は自分が感染する危険と恐怖と戦いながら、患者のため、社会のために働いている。そしてそれに関連する様々な職種の人たちへの感謝はいくらあっても足りることはない。よく行く町の中華やさんの主人から携帯に電話があって、何事かと思って聞いてみると、「先生の息子さんは今ニューヨークですか」との質問。前に息子の1人は呼吸器外科の医者と言ったこととテレビでニューヨークの病院で新型コロナの治療に当たっている先生の名前が偶然宮下医師ということで連想したのだそうだ。それ程全ての人の中に新型コロナが大きな場所を占めている。今回大阪府や堺市の要請により、臨時休園中ですが、一年の一番いい今の季節、子ども達に味わって欲しいとの思いがいっぱいです。このコロナはすぐに完全には終息しないでしょう。しかし行政や感染症の専門家が大丈夫と言った暁には、今までの分を取り返すくらいの気構えで、子ども達と接し、保育環境作りに励みたい。先生方も休むことにはうんざりし、早く、早く子どもの顔を見たい、クラスを運営していきたいとの意欲にあふれています。どうかコロナ・ウィルスにお引取りを願って、寂しい園庭や保育室に明るい笑顔やワイワイガヤガヤの賑やかな声が戻ってくるのを切に願っています。この臨時休園中には、保護者の皆様から何かとご支援、お力添えを賜り、本当にありがとうございます。尽きせぬ感謝の思いでいっぱいです。

令和2年、2020年、4月、新しい始まりを迎えて

2020.04.01


 淡い色の桜のつぼみが陽気と共に一気に膨らみ、開花する。一年で一番艶やかなこの季節、草花も、我も我もと競い合うかのように色々な色や形で私達を桃源郷の世界に誘惑する。今まで死んだふりをしていた大小さまざまな落葉樹も、これ見よがしに、化粧直しをし、着飾り、この一年の成長を約束し始める。地上で生活している人も、鳥と同じ高さで日々暮らしている人も、無意識のうちに、その小鳥達の鳴き声が何かしら「春が来た」と歓迎しているかのように声の質も艶っぽくなってきたことを感じている。池では水底から這い上がってきた魚達が喜びで飛び上がって、水面に波紋を広げている。スプリング、プランタン、プリマベラ、春がいつのまにか野を越え、山を横切って、私達の下にやってきた。生きとし生きるもの全てが生気にみなぎり、躍動感があふれています。こんな4月は入園、進級のうれしいときです。入園された皆様、ご入園おめでとうございます。これからは今までと違った仲間との世界、仲良く遊び、学び、楽しく過ごしましょう。進級された皆様、幼稚園では一つ上のお兄ちゃん、お姉ちゃんになりました。下のお友達には親切に、優しくお願いします。今まで以上に様々なことを経験し、知識を身につけて、大きく成長していきましょう。先生はそんな皆さんをじっと見守っています。なんでも疑問に感じたら、すぐに先生に打ち明けてください。きっと素晴らしい答えが見つかると思います。保護者の皆様、私達幼稚園と縁を繋いでいただき、本当にありがとうございます。皆様との固い絆を頼りに、皆様の信頼や今までの実績を裏切らないように、そして又皆さんの期待に充分応えることができますように、教職員一同身を引き締めて、幼児教育に邁進してまいります。3月の卒園式や修了式には保護者の皆さんに「よくやっていただいた」とお褒めの言葉をいただけるよう、私達に与えられた責務を果たしてまいります。どうぞご期待ください。
尚、今年は今までにないコロナウィルスによるパンデミック(世界的流行)に遭遇しています。いつか終息するであろうという楽観的な気持ちが先の見通せない不透明感をもって私達に降りかかってまいりました。そのために、3月の卒園式や修了式を行ったものの、長期間に渡って臨時休園や自主規制をせざるを得なくなりました。この文章を書いている3月末には4月の入園式を行うことを決めていますが、いつ新しい状況になるかもわかりません。世の中が混沌とした状態です。いつ如何なるときでも、危機意識を持ち、幼児の安全、安心を中心にして物事を進めてまいります。かけがえのない命、保護者の愛情を一身に受けて、慈しみ育てられた子ども達、なんとしても立派に成長して欲しい、その思いは私達に共通する願いです。令和2年、2020年、オリンピックは延期されたものの、この年が私たちや保護者の皆様にとって、素晴らしい、忘れがたい年になりますよう、一緒に力を合わせて行きましょう。よろしくお願いします。
最近読んだ至言
3月19日付けの日経新聞に掲載された花王の澤田社長の言葉。メリーズ躍進の貢献者 部下に接するとき「マイナスの部分は一切見ません。見てもどうしようもないからです。人の資産を最大化するにはプラスを伸ばすべきだと思っています。プラスを伸ばしてマイナスをなくせばいいと言われますが、両方できるはずがありません。マイナスを指摘するのは一番やってはいけないことです。人間誰しも得意、不得意があります。できるだけマイナスを言わずプラスのことを言い、プラスが伸びれば、マイナスはいつの間にかマイナスでなくなっていきます」又「いつも明るく頑張っていると言われることが多いですが、ストレスをためないのは切り替えがうまくできているからだと思います。寝る前に一日を振り返り、反省することもありますが、それはそれでいいかという考え方です」
参考にさせていただきたいと思います。

弥生3月、卒園と彼岸の季節

2020.03.01


 心地よい香りに誘われて、鶯が飛来し、清涼な声で空気を震わせている。地上を見れば、寒暖に関係なく、季節を待ちわびたように、様々な草花が目覚め、今までの眠っていた遅れを取り戻すかのように、エネルギーを一気に放出して、精いっぱいの艶やかな姿に変身している。その姿、その色合いを見て、デザイナーはそれを模倣し、自然界から貴重な知識を吸収して、それに自分の才能を加味して、人間の世界に新たな興奮をもたらし、名声を勝ち得ていく。人は自然界とは決して離れることができない。というよりは自然界の大きな優しさに包まれ、その庇護のもとに生命体を維持している。人がこの世界の主役だと、おごり高ぶった考えはこの謙虚な世界ではありえない。薬品にしても自然界から習得したものが多いし、ある時に欧米の大きな薬品会社が、多民族と接触していない、未開発地域の部族から、そこに暮らす人々から採血して、研究に使ったと聞いたこともあった。自然は征服するもの、人間の自由にできるものという考えの持ち主には強力な鉄槌が下される。花を愛で、自然を愛し、自然の懐に抱かれ、自然に帰ってきてもいいよという呼びかけで自然に戻っていく。医学の進歩で多少の誤差があっても、自然界ではその輪廻が変わることはない。生き物すべての原理原則となっている。もう少しミクロの目で眺めてみると、いよいよ3月、日本独自の年度末、一年の終わり、そして彼岸の月。彼岸はよく此岸(現生)と対比して述べられている。人は此岸に今住んでいる。喜怒哀楽を感じ、生老病死の世界にどっぷりつかっている。恋をし、人を敬い、呪い、嫉妬し、栄華を極め、没落し、理不尽に憤り、人の親切に涙する。地位や名声や富に憧れる人もいれば、そんなものは一時的で、はかないものだと蔑視する人もいる。陽炎の世界を望む者もおれば、鶴・亀の世界、不老長寿に真剣に取り組む人もいる。あきらめの早い人もおれば、粘り強く生き抜く人もいる。そんな此岸に対して、彼岸は一種の観念の世界、別次元の世界、換言すれば、空想の翼に乗って自分の思い通りの世界を徘徊できる季節。現生の束縛を離れて、自由に羽ばたくことができる空想や理想の世界、そんな現実逃避の世界に遊ぶことができるのもこの彼岸の季節3月、理想郷の月。なぜ一年の終わりにしたかはわからないが、学業をする者にとっては社会に巣立つ季節、そして何事においても社会に変革をもたらすのは若者の力、今の屈曲した、汚濁と不信と不自由に満ちた此岸をその力で大きく改革しようとする強い意志と決意をもって人生を進んで欲しい。幼稚園から始まる長い長い学業の世界を終えて、今飛び立とうとする若者にとってはこの3月は夢と希望に満ち溢れた月、いつになってもこの日を忘れないでほしい。卒園する皆さん、卒園おめでとうございます。6年、日数にすると2000日弱、皆さんは体は小さくとも立派な人です。まだまだ大人の助けが必要です。しかし自分で見、自分で考え、自分で行動できる賢い人です。皆さんには素晴らしい未来があります。頑張ればそれが実現できる社会に住んでいます。「努力は決して人を裏切ることはない」私はこの言葉大好きです。今報われなくともいつかその成果が血となり、肉となって私たちにかえってきます。しかし同時に優しさも、人を許す寛大な気持ちも持ってください。今から大きな海原に飛び出します。健康に気を付けて、日本人であることの誇りをもって、自分の道をまい進しましょう。年少、年中組の皆さんは来年も幼稚園で楽しく素敵な時間を持ちましょう。その年齢でしかできないこともたくさん経験しましょう。先生はいつも皆さんの側にいて、皆さんを見守っています。さようなら皆さん、こんにちは皆さん、幼稚園で過ごしたこと、これから過ごすこと、誇りに思ってください。

苦しい中にも希望の光

2020.02.01


 1月,往く、2月逃げる、3月去る、3学期は光のように過ぎ去ってしまう。この間元旦を迎えたばかりだというのに、もう2月。今は受験制度の多角化で、この時期それ程悲壮感を持った受験生が多くない。しかしそれでも、「冬来たりなば、春遠からじ」の言葉を胸に秘めて、必勝を期す受験生がまだまだ多い。人は絶望的な状態、耐え難い環境、精神が苛まされる事象、人間関係が微妙な現実、そんな状態や関係、環境がいついつまでも継続し、先が見えない、希望がない状態になると、意欲やモチベーションが低下し、絶望的な気持ちになる。その意味で、辛いことの後には良い事が待っているというこの激励の文は今の受験生にはぴったりの言葉だろう。しかし少子化の為か、大学全入を迎えた今、受験勉強なんか誰の事?と考える受験生もいる。人は苦しいときには何か明るいことを、例えその可能性がわずかであっても、求め、予知し、生き続ける糧にし、苦しさから開放されようとする。今の季節にもこのようなことがあてはまる。寒い、寒い冬の真最中に「立春」という言葉が存在する。少なくとも暦の上では春が来たと思い、心の中に何かしら「温もり」が来ることを連想する。その後に余寒とか春寒とかいう言葉も存在するが、本格的に春に移行する前の季節の逆戻りとして、なんら春が来ることをさえぎるものでない。又春浅し、春めくという言葉を使い、春のうきうき感を演出しようとする日本人古来の叡智がもたらした心の暖かさであろうか。クロッカス、水仙、椿も私達に春の近づきを教えてくれる。白や黄色のクロッカスを見るたびに、過ぎ去りし1年の速さを悟り、水仙の花を見 れば、恵まれない環境の中でも、白い清楚な装いで、私達を和ましてくれる。私は椿が好きだ。さざんかとよく間違えられる椿、武士の時代には落首と重なって忌み嫌われた椿、しかし日本古来の花、椿、五弁の椿や侘助の質素な椿、日本の椿は決して華麗で、華やかでないが、私達に訴え、ワビ、サビの世界に私達を誘い、一隅を照らして私達にほっとする雰囲気を醸し出す。茶道になくてはならない椿、西欧椿、所謂カメリアは品種も豊富で1000種類以上あるとか。又椿をめぐる争いが起こったり、超高値で取引されたり、今の錦鯉のように、品種改良をされ続けられた椿、一昔前までは黄色の椿を見つけた人には賞金を出すといわれた椿、幸運にもベトナムと中国雲南省の境で幻の黄色の椿が見つかったというニュース、そしてその葉を1枚日本に持ち帰って、日本にも黄色の椿が広まったという事実、椿のことを言われると、断片的な知識ながら、俄然筆が進んでしまう。1年に10cm位しか延びない椿、大きな椿の木を見ると思わず長年生き続けたことに畏敬の念を抱いてしまう。そして2月11日は建国記念日、戦前は紀元節、戦後はさまざまな議論を呼んでの建国の日、はなはだ個人的なことですが、私の母親は初代美木多幼稚園の園長で、父親と共に美木多幼稚園の礎を築いた。母は大正10年(1921年)2月11日生まれ、堺市立小学校の教員として勤務し、昭和53年に幼稚園を父と共に設立した。因みに私が33歳のとき。その母の名前が紀久子、紀元節から1字頂いたと千種小学校(鳳小学校)で勤務したこともある小学校教員の祖父(紀久子の親)から聞いたことがあった。今月は幼稚園にとって一番大きな行事、音楽・生活発表会の月、色々紆余曲折して今のような形の音楽・生活発表会が生まれた。音楽の指導、劇の指導で、担任も腕の見せ所、毎日毎日ハードな勤務が続きますが、子ども達の喜ぶ姿を見たい、その後ろにいる保護者の皆様の期待に少しでも近づけようと一生懸命です。又それを盛り上げていく裏方も担任以上に頑張っています。どうぞ当日は暖かい気持ちで見守っていただきますようお願い致します。御来園を心よりお待ち申し上げます。
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