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何のために生まれて、どこへ行くのか

2025.12.01

何のために生まれて、どこへ行くのか

「光陰矢の如し」「Time flies」「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」「よどみに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし」「If winter comes, can Spring be far behind?」今は一瞬のうちに過去になり、未来は猛烈な勢いで迫ってくる。世の中のはかなさ、無情を悟り、それでも命ある限り、生きようとする私たち生命体、月日は巡っていよいよ師走、12月、南半球は真夏、そして私たちの日本は真冬、年月の流れの速さをしみじみと感じると同時に又冬の寒さからどうにかして心だけでも逃れたいとの思いを込めて、春の暖かい日々に心を馳せる。昔から日本人に宿ってきた、今の苦しさ、困難、耐えがたいものから逃れるために、次の季節の到来を待ちわびる気持ちを希求しようとする。

街には山下達郎の「クリスマスイブ」やジョンレノンの「Happy Christmas」が流れている。特に後者の歌は混沌とした今の世の中、人が人を傷つけ、いがみ合いが見られるこの世界の索漠とした中に、それでも前を向いて進もうとする期待感がある。「クリスマスがやってきた。今年はどんなことをした。今年ももう終わりだね。新しい年が始まる。今日は精一杯楽しもう。家族、親戚、お年寄りも若者もメリークリスマス、あなたにとって良い年でありますように。今日は楽しいクリスマス 元気な人も 病める人も 富める人も 貧しき人にも たとえ争いがあったとしても 誰にでも訪れるんだ 黒人だって 白人だって アジア人だって 先住民だって みんな同じ人間だ。 肌の色で争うなんて馬鹿らしいじゃないか メリークリスマス 新しい一年がお互いにとって いい年でありますように すべての人にとって 新しい一年が どうかすばらしい年でありますように そして私たちひとりひとりの行動で 争いをやめよう いまこそ。」

ニューヨークで凶弾に倒れたジョンレノンは小野洋子と一緒に、「世界中の人は性、肌の色、財産、その他異なることがあっても、みんな仲良く頑張って戦争なんかやめよう」と声を上げた。然しながら現在でも傭兵を雇ってでも戦争を続け、一般の市井の人々をも巻き込んで爆弾を投下し続けている。ノーベル賞級の発明や発見がされる一方、虫けらのように人の命を奪っていく。日露戦争の203高地の戦いのように人間の荘厳を無視した争いが今の今でもなぜあるのか。赤ちゃんが生まれ、慈しみながら大事に大事に育てられて、その子供が大人になって、一瞬のうちにその尊い命が奪われることはなんと残酷で、なんと悲しい事なのだろうか。私たちはその原因は何なのか、具体的にはわからない。しかし「もうやめてほしい」

過日の作品展へのご来園、本当にありがとうございました。記名式のアンケートのお願いもさせていただきました。ご協力ありがとうございました。制作物については、非常にたくさんの皆様から「心が弾んだ」「満足した、楽しかった」「見やすかった、表情も個性もよく出ていた」「クオリティが高い」などのお褒めの言葉をいっぱいいただきました。又絵画については「見やすかった。過去の学年の絵と比較して、成長の度合いがよくわかった」「家で絵を描くことはほとんどないが、幼稚園で一生懸命描いているのを見て嬉しかった。」「のびのび描いていることから、幼稚園で楽しく過ごしているのがわかった。」又もう少し枚数が欲しいとのご意見もありました。全般的に好意的な意見をたくさんいただきました。又作って遊ぼうコーナーは毎年楽しみにしているとか、楽しく参加できた。大人も楽しかったなど等、様々なご意見をいただきました。私たちは慢心することなく、この作品展での教訓を次年度に生かしてまいります。いろいろご支援、ご協力ありがとうございました。

2000年になって25年が過ぎました。令和7年、昭和100年もこの12月で終わりです。終戦前にこの世に生を受けた私もいろいろな経験をさせていただきましたが一瞬のうちに今を迎えた気持ちです。保護者の皆様には喜怒哀楽様々なことがあったと思います。ここで今までのことを一度リセットして、新たな気持ちで新しい2026年を迎えましょう。そして来る年が皆様方にとっていつまでも記憶に残る喜びの年、素晴らしい年になりますようにご祈念申し上げます。

2025年、この一年いろいろ本当にありがとうございました。保護者の皆様そしてご家族の皆様のますますのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

11月 体操の先生と遊ぼう!のお知らせ

2025.11.04
11月 体操の先生と遊ぼう!のお知らせ

諏訪森幼稚園にて開催予定の11月『体操の先生と一緒に遊ぼう!』の参加申し込み受付をメールフォームにて開始いたしました。
下記に各詳細を記載しますので、是非お友だちをお誘い合わせの上、ご参加お待ちしております♬
(※各イベント締切日・詳細等必ずお守りいただきますようご確認ください※

●体操の先生と一緒に遊ぼう!●

日時:令和7年 11月25日(火)

時間:10:00~11:00

場所:認定こども園 諏訪森幼稚園 遊戯室内

対象:未就学児のお子様

持ち物:上履き、下靴を入れる袋、お茶
(※お子様の着替え、オムツ等必要な場合は各自お持ちください。)
締切日:11月14日(金) 18:30まで(原則締切後は受付できません)
諏訪森幼稚園の正課体操の先生と一緒に身体を動かして遊びませんか?
未就学児のお子様皆が楽しめるプログラムを考えていますので、是非来てくださいね☆
お申込み方法や詳しい内容はこちらからご確認ください。
(トップページの『各種書類』の欄からもご確認いただけます)

常盤道まっすぐ北へ

2025.11.01

常盤道まっすぐ北へ

先日は子どもたちの運動会にご臨席賜り、ありがとうございました。暑い厳しい環境の中でも、子どもたちは元気いっぱい、意欲的に課題に取り組み、大きな成果を得たものだと思っています。誇らしげに踊る姿、大きく手を振って目の前を走り抜けて行ったリレー、そして体育演技に組体操、年齢以上に感動を保護者の皆さんにお届けしたのではと密かに自負しています。そうは言っても、運動会はある意味天候との勝負、美木多幼稚園、諏訪森幼稚園のそれは降雨のために、プログラム全部の種目をできませんでした。鳳幼稚園でも、全プログラムを遂行できましたが、フェイルセーフでした。運動会は天候に左右されない体育館にすべきだという意見があります。又反対に運動会はやはり土の上ですべきだという意見もあります。又暑さを避けるためにもっと遅らせるべきだという意見、いやこれ以上遅くすると寒くなって子どもがかわいそうだという意見もあります。私たちは様々な意見を参考にさせていただきながら、子どもたちにとって何が一番良いかの観点から今後の運動会を決めていきたいと考えています。

さて閑話休題、今年も全日本私立幼稚園設置者・園長研修大会に参加しました。今年は茨城県水戸市、茨城は私にとっては初めての地、少し前に到着して、偕楽園などの歴史的な場所や建造物を見て回りたいと思って、伊丹発7時30分のJALで出発しました。しかし出鼻をくじかれました。荷物を運ぶコンベヤの不具合で30分遅れ、45分で羽田に着いたものの、そこからレンタカーで首都を走り出るのに、トランプ大統領の訪日の警備の為でもあるのか、渋滞に渋滞で、首都を出て常磐道に入るまで3時間以上もかかり、水戸市民会館に着いたのが開幕の午後1時、間に合ってよかった。

全国から500名足らずの参加、最初の講演は茨城県立大洗高校吹奏楽部の演奏と講演、一糸乱れぬ100名弱の部員の演奏は迫力満点、プロ以上の演奏に思えた。服装も統一し、ダンスも交え、合唱も含めた総合力は何物にも代えがたいものであった。その指導者有国浄光氏72歳の50年にわたる大洗高校マーチングバンド「Blue Hawks」の指導力が光っていた。その功績により、同氏は県教育委員会や文科省、文化庁より数多くの表彰を受けていた。しかし大洗高校は全校160名の学校で、その内100名位が吹奏楽部員で、又その半分の部員は県外出身者であった。廃校を避ける意味での県外からの募集であった。先生からの話では今の大洗高校は少子化のために、廃校の危機にさらされているという事と今の世の中は厳しい指導をしたいが、それもできかねるというのが本音の悩みであった。自分と少しでも違う意見があると、あるいは自分の子どもが選ばれたりしなければ、すぐに学校に抗議するペアレント、先生の悩みは尽きない。

その後文科省の幼児教育課長より、幼児教育の現状と課題についての行政報告があった。現状の幼稚園や認定こども園の数と幼児教育の現状を報告し、私学助成園、すなわち美木多幼稚園や鳳幼稚園のような幼稚園の数の減少を詳細に説明、子どもの人口の将来の推計を示し、人口の将来予測として、2060年には日本の生産年齢人口がOECD加盟国では断トツの最下位になると予測している。又世界に占めるGDPは2000年に日本は8.3%占めていたが、2020には5.4%になり、2060年には2.7%に沈む。社員の転職率も高くなり、これから10年以内には50%の人が転職する。又特別支援学校などの児童数が増加している。小学校には幼稚園や認定こども園、保育所、その他様々なルートから入学してくるので、行政の役割が大事になってくる。幼少の架け橋プログラムが必要であり、その為にも質の高い幼児教育を履修した先生の育成も大事である。

様々な現状報告、それに対処していく文科省の取り組みや補助金などについて説明がなされた。この日、研修が終わった後、レンタカーで常磐道路を経て北茨城の五浦観光ホテル別館大観荘に宿をとった。昔は一人で行くと、自殺などを恐れたのか、宿泊を躊躇されたが、何も問題はなかった。その上、夕・朝食が付き、太平洋が臨める温泉の露天風呂もついていた。和室が二部屋あり、宿泊料金は2万円台、都心のビジネスホテルと同等かそれ以下であった。成程、ホテルは少し古いが、立派な構え、その上何よりも気に入ったのが、窓のすぐ外は吸い込まれそうな太平洋の荒波、一晩中波の音が聞こえいた。その上、大観荘と名前がついているようにまさに荒波、岩、崖の上の松、太陽、この風景、まさに横山大観の世界であった。実際横山大観も何回もこの地に来たそうだ。大観の絵が現実に具現化しているような雰囲気があった。

水戸から登っていくのと仙台から降りてくるのとほぼ同じくらいの距離だそうだ。その常磐道を走っていると道路がよく整備され、至る所で他の高速道路と交差していた。常磐道路は片道3車線、最高速度は110km、大阪の道路は阪和道にしろ、第2京阪道にしろ、片道3車線であっても、基本80km制限、自動車の動力性能や制御装置、安全装置などが昔の車に比べて、格段に良くなっているのに、昔のままでどうなのか?帰りに勧められた国営ひたち海浜公園方面に向かった。びっくりしたことに、途中、ニュースでしか聞いたことがない東海村に入った。原子力の研究所、東大の研究所、核の研究所そして左側は広大な立ち入り禁止区域、秘密の場所を通過している気がした。ケヤキ並木が続く広大なこの公園は原子力と引き換えに国が作ったのだろうか。近くに住んでいたら何回でも行きたいほどの公園であった。

今回の私の失敗は前日首都を出るのに、渋滞で何時間もかかったことを踏まえ、何時間も早く出発したら、そんなに渋滞していなかったので、かなり早く羽田に着いた。出発までかなり時間があったので、もっと早い便に変更をお願いしたら、安い往復の航空券なので、変更できなかった。

霜が降る霜月11月、November,noviembre,9番目の月、今月も子どもたちと一緒にいい学びをして過ごしてまいります。どうぞご期待ください。

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